現時点で減税云々について言及すべきでない=石破首相

4月7日、石破茂首相(写真)は参院決算委員会で「4月7日の時点で減税云々について言及すべきと思ってない」と述べた。写真は米ワシントンで2月撮影(2025 ロイター/Kent Nishimura)
[東京 7日 ロイター] - 石破茂首相は7日の参院決算委員会で「4月7日の時点で減税云々について言及すべきと思ってない」と述べた。4月からの相次ぐ値上げなどへの対応として首相に減税を求めた古賀之士委員(立憲)への答弁。
石破首相は、物価上昇を上回る賃金上昇を実現するのは当然だが、「物価高で困っている方々に何が効果的かタイムリーな対応を考えたい」とも述べた。
対米関税交渉に関しては「米雇用創出のため日米で何ができるか提案できないと乗り切れない」と述べた。米国が指摘している日本など各国の関税率は米国の貿易赤字をベースにした試算でないか、との質問に対し、「(米国が)貿易赤字を減らすだけならば、(日本など)それぞれの国が努力してきた米国での投資や雇用創出は何なのだ、ということになる」と批判した。