ニュース速報
ビジネス

米・ベトナム企業、46%の関税延期を要請 トランプ政権に書簡

2025年04月07日(月)08時59分

4月6日、米国とベトナムの企業はトランプ米政権に対し、ベトナム製品に対する46%の関税が両国企業や2国間の通商関係に打撃を及ぼすとして、発動延期を求めた。2020年12月、ベトナムのフンイエン省にある縫製工場で撮影(2025年 ロイター/Kham)

[ハノイ 6日 ロイター] - 米国とベトナムの企業はトランプ米政権に対し、ベトナム製品に対する46%の関税が両国企業や2国間の通商関係に打撃を及ぼすとして、発動延期を求めた。

ベトナム商工会議所と在ハノイの米国商工会議所はラトニック米商務長官に宛てた5日付の書簡で、9日発効予定の関税は「衝撃的なほど高い」と懸念を示した。

両団体は声明で「ベトナムに流入する製品と米国の消費者に届く製品の関税を下げることが米国の企業、経済、消費者の助けになる」とし、「関税引き上げは助けにならない」と強調した。

多くの欧米企業が主要な製造拠点を置くベトナムにとって、米国は最大の輸出先で、昨年の対米貿易黒字は1230億ドルを超えた。

トランプ大統領とベトナム最高指導者のトー・ラム共産党書記長は4日、電話会談を行い、関税撤廃に向けた協議を行うことで合意した。

両商工会議所は「迅速かつ公正な合意が企業にとって確実性を高め、両国に利益をもたらす形で貿易不均衡の是正に寄与する」と表明した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国の最大野党代表が辞任、近く大統領選出馬表明へ

ワールド

ベトナム副首相、米財務長官と9日に会談へ

ビジネス

再送人民元、23年9月以来の安値 米国の対中関税が

ビジネス

消費者態度指数3月は0.7ポイント悪化、2年ぶり低
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及んでる...インド人男性の投稿にSNSで怒り爆発
  • 4
    【クイズ】ペットとして、日本で1番人気の「犬種」は…
  • 5
    これが中国の「スパイ船」...オーストラリア沖に出現…
  • 6
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 7
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    毛が「紫色」に染まった子犬...救出後に明かされたあ…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 9
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 10
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中