ロシア株のMSCI指数復帰、楽観的シナリオより遅れる=JPモルガン

米金融大手JPモルガンは18日の顧客向けリポートで、MSCIが算出する世界の株価指数の構成銘柄にロシア株が復帰するには、6月に手続き開始とした最も楽観的なシナリオより長い時間を要すると分析した。2013年9月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米金融大手JPモルガンは18日の顧客向けリポートで、MSCIが算出する世界の株価指数の構成銘柄にロシア株が復帰するには、6月に手続き開始とした最も楽観的なシナリオより長い時間を要すると分析した。
ロシア株は同国のウクライナ侵攻後の2022年3月初旬、新興国市場を含むMSCIの株価指数から除外された。
JPモルガンは、ウクライナの即時停戦を期待する投資家の間で、ロシア株の再採用に向けた2年間の手順が6月から始まるとの見方がみられるものの、「楽観的過ぎる」と指摘した。
また、再採用は最も早くて27年6月と見込まれるが、基本的なシナリオでは数年遅れる見込みだと述べた。