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米国株式市場=反落、関税巡る懸念が重し FOMCに注目

2025年03月19日(水)05時50分

米国株式市場は下落し、2日続いた上昇の流れが途切れた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

Chuck Mikolajczak

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、2日続いた上昇の流れが途切れた。連邦準備理事会(FRB)の政策決定を控えた警戒感や、トランプ大統領の関税政策がもたらす潜在的な影響を巡る懸念が重しとなった。

FRBは18─19日のFOMCで、政策金利を据え置くと予想されている。今回の会合では政策声明とともに経済見通しも公表される。

市場では年内に約60ベーシスポイント(bp)の利下げが織り込まれているが、複数の政策当局者は関税が経済データに与える影響を見極めたいとして政策変更に慎重な姿勢を示している。

インガルス・アンド・スナイダーのシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「関税がどの程度の範囲に及ぶのか、経済にどのような影響を与えるのか、FRBが最終的にどの程度緩和するのか、そして経済全体について、不確実性が非常に高い」と指摘。

「市場には多くの混乱があり、株価が上昇して企業が成長し利益を増やす現実的な機会がないときには恐怖が生じる」と語った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 41581.31 -260.32 -0.62 41772.91 41787.25 41415.43

前営業日終値 41841.63

ナスダック総合 17504.12 -304.55 -1.71 17662.57 17682.92 17431.67

前営業日終値 17808.66

S&P総合500種 5614.66 -60.46 -1.07 5654.53 5654.53 5597.76

前営業日終値 5675.12

ダウ輸送株20種 14619.60 -138.25 -0.94

ダウ公共株15種 1013.50 -3.36 -0.33

フィラデルフィア半導体 4589.03 -74.95 -1.61

VIX指数 21.70 +1.19 +5.80

S&P一般消費財 1541.33 -29.78 -1.90

S&P素材 545.05 -0.51 -0.09

S&P工業 1113.64 -8.67 -0.77

S&P主要消費財 868.39 -11.41 -1.30

S&P金融 813.66 -1.07 -0.13

S&P不動産 262.19 -1.68 -0.64

S&Pエネルギー 693.17 +1.55 +0.22

S&Pヘルスケア 1706.98 +2.02 +0.12

S&P通信サービス 323.27 -7.06 -2.14

S&P情報技術 4112.83 -68.83 -1.65

S&P公益事業 397.24 -2.62 -0.66

NYSE出来高 11.14億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37650 + 30 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 37535 - 85 大阪比

ロイター
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