ロシアとウクライナ、越境攻撃試みたと互いに非難 敵撃退と主張

3月18日、ロシアとウクライナは、越境攻撃を試みたと互いに非難した。写真は、ロシア軍に向かって発砲するウクライナ軍。3月16日、ドネツク州で撮影。提供写真(2025年 ロイター)
[18日 ロイター] - ロシアとウクライナは18日、越境攻撃を試みたと互いに非難した。どちらも自国軍が侵入しようとした部隊を撃退したとしている。
両国は自国の軍隊が国境の自国側領土を完全に掌握しており、敵軍に損害を与えたと主張した。
ロシア国防省はロシアの通信社が伝えた声明で、ロシア軍は南西部ベルゴロド州に侵攻しようとしたウクライナ軍の5回の試みを阻止したと発表。
「国境警備隊の『北』部隊が砲撃とFPV(ファースト・パーソン・ビュー、一人称視点)ドローンで全ての攻撃を撃退した」という。
同省は、ウクライナ紛争の解決に向けたロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領の会談を妨害することが攻撃の狙いだったと主張した。
ウクライナ軍はメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した声明で、北東部スムイ州で「足場を固めようとする占領者の試みを全て成功裏に阻止した。敵はかなりの人的損失を被った」と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアがスムイや、さらに東のハリコフ州、南部ザポロジエ州で新たな攻勢の準備を進めることでウクライナへの圧力を高めようとしていると述べた。