フーシ派、イスラエルへの攻撃拡大宣言 「ガザ紛争終結まで」

3月18日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、パレスチナ自治区ガザへの「侵略」が止まらない限り、今後数時間から数日の間にイスラエルへの攻撃目標を拡大すると宣言した。写真は、イスラエルによる空爆現場を視察するパレスチナ人。同日、ガザのジャバリアで撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Issa)
[エルサレム 18日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は18日、パレスチナ自治区ガザへの「侵略」が止まらない限り、今後数時間から数日の間にイスラエルへの攻撃目標を拡大すると宣言した。
フーシ派の軍事部門報道官は、イスラエルの空軍基地を弾道ミサイルで攻撃したことを認めた。イスラエル軍はこれより先、イエメンからイスラエル領に向けて発射されたミサイルを撃墜したと発表していた。
フーシ派は、ガザのパレスチナ人との連帯を示すためとして、イスラエルに向けドローン(無人機)やミサイルを繰り返し発射してきた。
イスラエル軍は、18日未明にガザの数十の標的を攻撃、400人以上が死亡した。イスラム組織ハマスと1月に合意した停戦の延長交渉が膠着する中、大規模な攻撃に踏み切った。
フーシ派報道官はテレビで「イエメンとその指導者、国民、軍は、ガザで虐殺が繰り返されているのをただ傍観しているわけにはいかない」と主張した。