クシュタール、セブンの一部株主と面談 膠着打開目指す=BBG

ブルームバーグは関係者の話として、セブン&アイ・ホールディングスに買収提案しているカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールがセブンの一部株主と面談したと報じた。2024年8月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 19日 ロイター] - ブルームバーグは関係者の話として、セブン&アイ・ホールディングスに買収提案しているカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールがセブンの一部株主と面談したと報じた。買収を巡る協議が膠着している状況の打開を目指しているという。
ブルームバーグによると、クシュタールの創業者兼会長、アラン・ブシャール氏が一部のセブン株主と面談し、買収に同意すべき理由について説明。セブンに圧力をかけるよう明確に促したわけではないが、買収の利点を強調し、セブン─イレブンの日本での存在感や成長の可能性などについて語った。
クシュタールが先週都内で開いた記者会見でブシャール氏は、合意に時間がかかっても買収をあきらめない考えを示した。セブンの資産査定ができていない状況にある中、査定ができればさらなる価値を見いだせるとし、早期に本格的な交渉に入るよう改めて求めた。