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米財務長官、「貿易の壁」回避の交渉機会を示唆 相互関税控え

2025年03月19日(水)00時57分

ベッセント米財務長官は18日、トランプ政権は4月2日に貿易相手国に対し、各国の税率や非関税貿易障壁などの要素に基づく関税率案を提示すると改めて言明した。写真は13日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 18日 ロイター] - ベッセント米財務長官は18日、トランプ政権は4月2日に貿易相手国に対し、各国の税率や非関税貿易障壁などの要素に基づく関税率案を提示すると改めて言明した。同時に、「関税の壁」を回避するための交渉の機会を与えるとの考えも示した。

ベッセント氏はFOXビジネス・ネットワークのインタビューで、4月2日に米国が示すとされる関税率案について、「一部の国にとっては非常に低いかもしれないし、非常に高いかもしれない」と説明。

貿易相手国が非関税障壁や通貨操作、不当な補助金提供などをやめれば、関税の壁を作らないと言うつもりだとした上で、貿易障壁の削減に失敗した国はより厳しい関税に直面することになると述べた。

トランプ大統領は17日、4月2日に相互関税と分野別関税を課す意向を改めて表明。ベッセント氏の発言は、同措置の発動前に交渉期間が設けられる可能性を示唆したものといえる。

ロイター
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