米ロ首脳、エネルギー施設攻撃30日間停止で合意 ウクライナ和平

トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は１８日、電話会談を行った。写真は２０１９年６月、大阪で撮影（２０２５年　ロイター/Kevin Lamarque）

［ワシントン／モスクワ　１８日　ロイター］ - トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は１８日、電話会談を行い、ウクライナ停戦などについて協議した。ロシア大統領府によると、プーチン氏はトランプ氏が提案したロシアとウクライナによる相互のエネルギーインフラへの攻撃を３０日間停止する案に合意し、ロシア軍に対応を命令した。

米ホワイトハウスによると、両首脳はロシアとウクライナの戦争を「永続的な平和」で終結させる必要があるとの認識で一致し、この目標達成に向けた交渉を直ちに開始することで合意。「エネルギーとインフラに関する停戦、黒海での海上停戦実施のための交渉、完全な停戦と永続的な和平に向けて動き始めることで合意した」とし、「これらの交渉は中東で直ちに開始される」とした。

インタファクス通信によると、プーチン氏はウクライナ紛争の平和的解決への取り組みを改めて表明。タス通信は、両首脳は今後も連絡を取り合うことで合意したと伝えている。

ホワイトハウスとロシア大統領府などの情報によると、会談は米東部時間１８日午前１０時に始まり、約２時間半後に終了した。