ニュース速報
ビジネス

米2月製造業生産0.9%上昇、予想上回る 自動車が好調

2025年03月19日(水)00時14分

米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した2月の製造業生産指数は0.9%上昇した。写真は2021年5月、米オハイオ州クリーブランドの工場で撮影(2025年 ロイター/Timothy Aeppel)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した2月の製造業生産指数は0.9%上昇した。自動車生産の急増に後押しされ、市場予想の0.3%上昇を上回った。しかし、トランプ政権の関税措置が製造業の回復見通しに影を落としている。

1月分は当初の0.1%低下から0.1%上昇に上方改定された。

2月の前年比は0.7%上昇。製造業部門は米経済の約10.3%を占める。

自動車・部品は8.5%上昇し、3カ月ぶりにプラスに転じた。

耐久財は1.6%上昇。非耐久財は0.2%上昇。化学品の生産増が食品・飲料・たばこ製品などの減少を相殺した。

鉱業は2.8%上昇。1月は3.2%低下していた。

公益事業は2.5%低下。1月は異例の寒波を受けた暖房需要の高まりから6.1%上昇していた。

鉱工業全体の生産指数は0.7%上昇。前年比も1.4%上昇した。

鉱工業部門の設備稼働率は78.2%上昇と、1月の77.7%から上昇したものの、1972─2024年の平均を1.4%ポイント下回る水準にある。

製造業の設備稼働率は77.0%と、前月から0.6%ポイント上昇。長期平均を1.2%ポイント下回った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ロ首脳、エネルギー停戦で合意 広範なウクライナ停

ワールド

イスラエル外相「ガザ攻撃は数日続く」、米国に事前に

ワールド

国際移住機関、援助資金3割減見通し 米政権の拠出見

ワールド

イスラエル、ヒズボラへの攻撃も拡大 レバノン停戦脆
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料高騰問題」の深層
  • 4
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 5
    「トランプ錯乱症候群」(TDS)って何? 精神疾患に…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「二酸化炭素(CO₂)排出量…
  • 7
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    鈍器で殺され、バラバラに解体され、一部を食べられ…
  • 10
    51年ぶりに上陸...サイクロン「アルフレッド」がオー…
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 5
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 6
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中