中国、米豚肉・鶏肉工場の対中輸出登録を更新 米農家に朗報

業界団体によると、中国は数百カ所の米豚肉・鶏肉生産施設に中国への輸出を許可する登録を更新した。写真は米国から輸出された肉につけられたタグ、北京のレストランで2021年に撮影(2025年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins/File Photo)
Mei Mei Chu Tom Polansek
[北京/シカゴ 17日 ロイター] - 業界団体によると、中国は数百カ所の米豚肉・鶏肉生産施設に中国への輸出を許可する登録を更新した。登録が失効し、対中輸出を巡る懸念が広がっていた。
中国税関総署のウェブサイトによると、登録は2030年まで更新されたが、数百カ所の米牛肉生産施設は登録ステータスが「期限切れ」と表示されたままとなっている。
鶏肉と豚肉の登録更新は、トランプ政権下で中国やカナダを含む主要な農産物輸入国との貿易紛争を乗り切る上で、米国の農家や食肉企業にとって安心材料となる。
中国は国内で製品を販売する食品輸出業者に税関への登録を義務付けている。
登録が失効した施設からの出荷は続いているが、米国の輸出業者はこうした状況がいつまで続くか不透明だとしている。
税関総署のウェブサイトでは、トランプ政権1期目の20年に結ばれた「第1段階」の貿易合意に基づき、中国が輸出を認めていた米国内の食肉加工施設1000カ所以上の対中輸出登録が16日に失効したと表示されていた。