ニュース速報
ビジネス

中国、米豚肉・鶏肉工場の対中輸出登録を更新 米農家に朗報

2025年03月18日(火)13時52分

業界団体によると、中国は数百カ所の米豚肉・鶏肉生産施設に中国への輸出を許可する登録を更新した。写真は米国から輸出された肉につけられたタグ、北京のレストランで2021年に撮影(2025年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins/File Photo)

Mei Mei Chu Tom Polansek

[北京/シカゴ 17日 ロイター] - 業界団体によると、中国は数百カ所の米豚肉・鶏肉生産施設に中国への輸出を許可する登録を更新した。登録が失効し、対中輸出を巡る懸念が広がっていた。

中国税関総署のウェブサイトによると、登録は2030年まで更新されたが、数百カ所の米牛肉生産施設は登録ステータスが「期限切れ」と表示されたままとなっている。

鶏肉と豚肉の登録更新は、トランプ政権下で中国やカナダを含む主要な農産物輸入国との貿易紛争を乗り切る上で、米国の農家や食肉企業にとって安心材料となる。

中国は国内で製品を販売する食品輸出業者に税関への登録を義務付けている。

登録が失効した施設からの出荷は続いているが、米国の輸出業者はこうした状況がいつまで続くか不透明だとしている。

税関総署のウェブサイトでは、トランプ政権1期目の20年に結ばれた「第1段階」の貿易合意に基づき、中国が輸出を認めていた米国内の食肉加工施設1000カ所以上の対中輸出登録が16日に失効したと表示されていた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ロ首脳の電話会談終了、プーチン氏の一時停戦受け入

ワールド

ガザ敵対再燃「ハマスに責任」、米国連大使代行がイス

ワールド

欧州委員長「ロシアは欧州との対決準備」、軍備強化必

ビジネス

米一戸建て住宅着工件数、2月は11.4%増 大幅回
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料高騰問題」の深層
  • 4
    「トランプ錯乱症候群」(TDS)って何? 精神疾患に…
  • 5
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「二酸化炭素(CO₂)排出量…
  • 7
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    鈍器で殺され、バラバラに解体され、一部を食べられ…
  • 10
    51年ぶりに上陸...サイクロン「アルフレッド」がオー…
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 5
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 6
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 7
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中