フォーエバー21が2度目の破産申請、米国事業対象 競争激化で

米アパレル大手フォーエバー21の米国事業運営会社は16日、連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。2019年に続き2度目の破産申請となる。ペンシルベニア州キングオブプルシアで2019年9月撮影(2025年 ロイター/Mark Makela)
Nicholas P. Brown Juveria Tabassum
[17日 ロイター] - 米アパレル大手フォーエバー21の米国事業運営会社は16日、連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。2019年に続き2度目の破産申請となる。
米国内の事業が対象で、海外店舗は影響を受けない。コスト増やインターネット通販との競争激化などを理由に挙げた。
米354店舗の運営会社のブラッド・セル最高財務責任者(CFO)は、小口輸入品に対する関税免除措置(デミニミス・ルール)を利用できた海外のファストファッション企業との競争により、「持続可能な道筋を見つけられなかった」と説明した。
同社は米国事業の一部または全体の取得に関心のある買い手候補と交渉を続けるとした。
フォーエバー21は1984年にロサンゼルスで創業し、若者の人気を集めた。裁判所文書によると、最盛期には世界で800店舗を展開し、4万3000人を雇用、年間売上高は40億ドルを超えていた。