中国BYD、超高速EV充電技術発表 ガソリン車の給油並みの速さに

中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は17日、ガソリン車の給油とほぼ同じ速さでの充電を可能とする新たなEV向けプラットフォーム「スーパーeプラットフォーム」を発表した。写真は3月、メキシコ・メキシコ市で撮影(2025年 ロイター/Quetzalli Nicte-Ha)
[北京 17日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は17日、ガソリン車の給油とほぼ同じ速さでの充電を可能とする新たなEV向けプラットフォーム「スーパーeプラットフォーム」を発表した。中国全土に充電網を構築する計画も合わせて発表した。
新プラットフォームの充電速度は最大1000キロワットと、米EV大手テスラのの最新のスーパーチャージャーのほぼ2倍の速さとなる。創業者の王伝富氏によると、同プラットフォームを搭載したEV車では、5分間の充電で約400キロの走行が可能になる。
当初は、新型EVセダン「Han L」とEVスポーツ多目的車(SUV)「Tang L」に搭載され、価格は27万元(3万7328.91ドル)から。
さらに、中国全土に4000超の超急速EV充電スタンドを建設する計画とした。ただ、建設に要する時間や投資額については明確にしていない。