ニュース速報
ビジネス

ドイツ経済、今年の成長率予測を0.2%に下方修正=IFO

2025年03月17日(月)19時36分

ドイツのIFO経済研究所は17日、今年の国内経済成長率予測を0.2%とし、昨年12月時点の0.4%から下方修正したと明らかにした。フランクフルトで2023年撮影。(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)

[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は17日、今年の国内経済成長率予測を0.2%とし、昨年12月時点の0.4%から下方修正したと明らかにした。消費者心理が低迷し、企業の投資意欲も弱いと指摘している。

来年は多少改善し、0.8%成長が見込まれるという。

IFOによると、今回の予測は13日に完了。翌14日には次期首相候補であるキリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首が財政拡張案を巡り環境政党「緑の党」の同意を得たと発表した。これにより実現へのめどが付いたことになる。

IFOは「ドイツ経済は行き詰まっている」と表現。特に産業界は需要の低迷と国際競争の激化に直面している上に、米国の政治的不確実性がもたらすリスクも大きいとした。

ドイツ輸出産業は欧州製品に対する米国の関税引き上げによって特に大きな打撃を受ける可能性があると付け加えた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米一戸建て住宅着工件数、2月は11.4%増 大幅回

ワールド

ゲイツ氏、米政権に対外医療支援継続を要請 「財団は

ワールド

ガザ敵対再燃「ハマスに責任」、米国連大使代行がイス

ビジネス

米財務長官、「貿易の壁」回避の交渉機会を示唆 相互
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料高騰問題」の深層
  • 4
    「トランプ錯乱症候群」(TDS)って何? 精神疾患に…
  • 5
    【クイズ】世界で2番目に「二酸化炭素(CO₂)排出量…
  • 6
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 7
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    鈍器で殺され、バラバラに解体され、一部を食べられ…
  • 10
    51年ぶりに上陸...サイクロン「アルフレッド」がオー…
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 5
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 6
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 7
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中