ニュース速報
ビジネス

ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨

2025年03月06日(木)23時33分

欧州中央銀行(ECB)は6日、主要政策金利の預金金利を0.25%引き下げ2.5%とした。写真はラガルドECB総裁。2024年6月、ドイツ・フランクフルトで撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)

欧州中央銀行(ECB)は6日、主要政策金利の預金金利を0.25%引き下げ2.5%とした。利下げは5会合連続で過去9カ月で6回目となる。

声明で「利下げにより企業や家計の借入コストが低下し融資の伸びが加速するなか、金融政策は実質的に制約的ではなくなりつつある」とした。

理事会後のラガルド総裁の記者会見での発言は以下の通り。

<不確実性の増大>

不確実性が増大しており、投資と輸出に対し予想を上回る重しになる可能性が高まっている。ただ、所得の増加と借入コストの低下が経済成長の下支えになるとみられる。

ECBのスタッフ予測では、貿易摩擦がこれ以上激化しない限り、世界的な需要の回復に伴い、輸出は持ち直すとの見方が示されている。

<消費の持ち直し>

家計収入の増加と堅調な労働市場を背景に、消費は緩やかに持ち直している。ただ、消費心理はなお脆弱だ。貯蓄率も高水準で推移している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米経済に危険信号、消費と物価に警戒感=フィラデルフ

ワールド

プーチン氏「ロシアの安保確保する和平必要」 撤退を

ビジネス

ECB、25年の成長率予想を再下方修正 貿易政策な

ビジネス

ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは?
  • 3
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎」が最新研究で明らかに
  • 4
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 5
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 6
    定住人口ベースでは分からない、東京23区のリアルな…
  • 7
    一世帯5000ドルの「DOGE還付金」は金持ち優遇? 年…
  • 8
    テスラ大炎上...戻らぬオーナー「悲劇の理由」
  • 9
    34年の下積みの末、アカデミー賞にも...「ハリウッド…
  • 10
    強まる警戒感、アメリカ経済「急失速」の正しい読み…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 7
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 10
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中