再送-ECB、25年の成長率予想を再下方修正 貿易政策などに不確実性

欧州中央銀行(ECB)は6日に発表したユーロ圏の経済予測で、2025と26年の成長率見通しを引き下げた。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
(脱字を補って再送します)
[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は6日に発表したユーロ圏の経済予測で、2025年と26年の成長率見通しを引き下げた。一方、25年のインフレ予想は引き上げ、26年にはインフレ目標の2%近辺に回帰するとの見通しを示した。
25年の国内総生産(GDP)成長率予想は0.9%。4回連続で下方修正した。これは昨年の成長率である0.7%を小幅上回る水準。昨年12月の前回予測では1.1%だった。
26年の成長率は1.2%とし、12月の前回予測(1.4%)から引き下げた。
ECBは「25・26年の成長率の下方修正は、貿易政策および幅広い政策を巡る不確実性の高さに一部起因する輸出減と継続的な低調な投資を反映している」とした。
インフレ率は25年が2.3%と、昨年12月の予測(2.1%)から上方修正した。26年は1.9%に据え置いた。
<ECBの成長率とインフレ率の見通し(カッコ内は24年12月時点)>
2025 2026 2027 GDP Growth: 0.9 (1.1%) 1.2 (1.4%) 1.3% (1.3%) Inflation: 2.3 (2.1%) 1.9 (1.9%) 2.0% (2.1%)