中国BYD、欧州3番目の工場建設検討 2年以内に決定=独業界紙

3月3日、中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、欧州で3番目の工場建設を検討しており、1年半から2年以内に建設の是非を決定すると、同社のステラ・リー副社長が3日付の独業界紙アウトモビルボッヘとのインタビューで明らかにした。写真はBYDのロゴ。フランスのパリで昨年10月撮影(2025 ロイター/Benoit Tessier)
[3日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、欧州で3番目の工場建設を検討しており、1年半から2年以内に建設の是非を決定すると、同社のステラ・リー副社長が3日付の独業界紙アウトモビルボッヘとのインタビューで明らかにした。
BYDの広報担当者は、この見方は完全に憶測で、実現ははるか先と述べ、検討中の候補地については明らかにしなかった。
同社は世界最大のEVメーカーだが、主に中国で販売している。ただ、既にハンガリーとトルコに1カ所ずつ工場を建設中で、稼働すれば年間で計50万台の生産能力になる。
昨年10月に導入された関税で中国製EVの輸入コストが上昇したため、同国のEVメーカーは国内に次ぐEV市場である欧州に工場を建設しようとしている。