トヨタが株主優待を導入、最大3万円分の自社アプリポイント提供
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3月3日、トヨタ自動車は、継続保有期間や保有株式数に応じて最大3万円分の自社スマホ決済アプリ「トヨタウォレット」のポイントを提供する株主優待を導入すると発表した。写真はトヨタのロゴ。2024年2月、ニューデリーで撮影(2025年 ロイター/Anushree Fadnavis)
Kentaro Okasaka Shinichi Uchida
[東京 3日 ロイター] - トヨタ自動車は3日、継続保有期間や保有株式数に応じて最大3万円分の自社スマホ決済アプリ「トヨタウォレット」のポイントを提供する株主優待を導入すると発表した。
より多くの投資家に自社株の長期保有を促す狙いがある。
基準日(毎年3月末)の株主名簿に記録された100株以上保有の株主が対象。1000株以上を5年以上、継続保有した場合に3万円分が提供される。抽選でレース観戦のチケットなども提供する。
日本の自動車メーカーでは、ホンダが希望者にカレンダーを送付しているほか、抽選でレース観戦や事業所見学会などを実施。日産自動車は紹介者が新車を購入した場合に特典を提供している。
スズキは2020年12月に優待制度の廃止を決めた。