「仕事相手に興味を持てない...」疲れる会話からの脱出法は「パンダじゃなくて笹に注目」

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<無理やりコミュニケーションを取ろうとしても、相手といい関係は築けない。上手に距離を詰めるにはどうすればいいのか>
仕事関係など、あまり興味の持てない相手と円滑なコミュニケーションを行うのは難しい。強引に相手と距離を縮めようとして、警戒されたり、自分が疲れてしまったという人もいるかもしれない。
メンタルコーチの大平信孝氏は「無理に関心を持たなくてもいい。意識の向けどころを変えて、相手を「承認」してゆけば、信頼関係は築かれていく」と言う。
本記事では、興味のない相手とのコミュニケーションのコツを、大平氏の著書『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』(かんき出版)から一部再編集して紹介する(本記事は第2回)。
※第1回はこちら:2つのシンプルな行動で「指示通りに動く部下」が育つ!...1つ目は「名前呼び」、もう1つは?
無理に距離を詰めるのは逆効果
コミュニケーションの基本は、話すことよりも、「いかにして聞くか」にあります。そのとき、意識の向けどころが重要になります。
よく「相手の目を見て話しましょう・聞きましょう」などと言われます。しかし、相手に関心を持とうとして、相手の顔を覗き込むようにして聞くと、相手はどう感じるでしょうか。相手としては、とても話しにくい状況が生まれます。
また、相手そのものに関心を持とうとしても、なかなか難しいこともあります。
とくに仕事の場面ではそうですが、たとえば、個人的に気が合わない部下に興味を持とうと思っても、気持ちが動かないことのほうが多いでしょう。部下からしてみても、無理やり自分に興味を持とうとする上司に対して好感を抱くことはほぼありません。むしろ、怪しまれたり、煙たがられたりするはずです。
誰だって、科学の実験対象や動物園のパンダを見るように観察されたらいい気はしません。さらに、コミュニケーション自体が、上司が部下を意のままに使い倒すための手段・戦術だとしたら、信頼関係は深まるどころか、崩壊してしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。