ゼレンスキー氏は和平望まず、西側の「分断」始まる=ロシア報道官
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ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は3日、誰かがウクライナのゼレンスキー大統領に和平を追求するよう強いる必要があると述べた。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 3日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は3日、誰かがウクライナのゼレンスキー大統領に和平を追求するよう強いる必要があると述べた。
ゼレンスキー大統領は先週、トランプ米大統領とホワイトハウスで会談した。ウクライナの鉱物資源の権益に関する合意文書に署名する予定だったが、記者団の前でロシアへの対応などを巡り激しい言葉の応酬が相次ぎ、ゼレンスキー氏は合意文書に署名せず、トランプ氏の指示でホワイトハウスを後にした。
ペスコフ報道官は、ウクライナ和平に向けた「道のりがいかに難しいかが浮き彫りになった」と指摘。「ウクライナ政府とゼレンスキー大統領は平和を望んでいない。戦争の継続を望んでいる」と述べた。ゼレンスキー氏の外交手腕の欠如も示されたと述べた。
その上で「誰かがゼレンスキー氏に平和を望むよう迫らなければならない。欧州諸国がそれを実現できれば、賞賛されるだろう」と述べた。
欧州首脳らは2日、ロンドンで会合を開き、ゼレンスキー氏への強い支持を示すとともに、ウクライナ支援の取り組み強化を表明した。欧州の防衛費増額の必要性でも一致した。
ペスコフ報道官は、欧州の一角は戦争の継続を望んでいるとし、「西側諸国全体の分断が始まったようだ」とコメントした。
その上で、ロシアは二国間関係を巡り、米国との対話を継続し、ウクライナにおける「特別軍事作戦」を継続すると述べた。
トランプ大統領がこれまでにプーチン大統領と「何回も」対話したと発言していることについては、2月12日に行われた電話会談以外に公表すべき接触はないとした。
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