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TSMC、米に1000億ドル投資 トランプ大統領との会談で発表

2025年03月04日(火)05時50分

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、同社の魏哲家最高経営責任者(CEO)が3日にトランプ米大統領と会談し、米国での投資計画について協議すると発表した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

David Shepardson Steve Holland

[ワシントン 3日 ロイター] - 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家最高経営責任者(CEO)は3日、今後数年間で米国に1000億ドルの追加投資を行い、5つの半導体工場を新たに建設する計画を発表した。ホワイトハウスでのトランプ米大統領との会談で明らかにした。

トランプ大統領は、必要な半導体は米国で製造できるようになる必要があり、「これはわが国にとって国家安全保障の問題だ」と言明。

TSMCは、半導体業界における革新と成長に関する共通のビジョンについて議論し、顧客とともにテクノロジー分野を強化する方法を模索することを楽しみにしていると述べた。

今回の1000億ドルの投資は、米国の自国生産を促進させ、アジア製半導体への依存低減につながるとみられる。TSMCは昨年4月、アリゾナ州フェニックスでの先端半導体生産に66億ドルの補助金と低利政府融資を最大50億ドルを供与すると発表しており、今回の投資はそれに追加する形となる。

トランプ政権は米国内への投資拡大を呼びかけており、2月には、米アップルが今後4年間で米国に5000億ドルを投資すると発表したほか、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの高級不動産開発会社ダマック・プロパティーズのフセイン・サジワニ会長や ソフトバンクグループも、米国への数十億ドル規模の投資を約束している。

ロイター
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