ユーロ圏GDP、第4四半期は前期比+0.1%に上方改定

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した2024年第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増と、速報値の前期比横ばいから上方修正された。写真はスペイン・ロンダのカフェ。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Jon Nazca)
[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した2024年第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増と、速報値の前期比横ばいから上方修正された。
前年同期比では0.9%増。速報値から修正はなかった。
第4・四半期の就業者数は前期比0.1%増にとどまった。22年初めから伸びの鈍化傾向が続いている。
ユーロ圏の今年のGDPは1%をわずかに上回ると予測されているが、この予測には下振れリスクがある。
消費は伸び悩んでおり、労働市場は軟調。製造業の低迷も続いている。米国による関税のリスクが投資の重しになっている。
天然ガスの高騰を背景にエネルギー価格も急上昇。エコノミストは、ユーロ圏経済の停滞が当面続くと予想している。