- HOME
- コラム
- たかがジョーク されどジョーク
- 日本の「論破ブーム」、行きすぎて「屁理屈」になって…
日本の「論破ブーム」、行きすぎて「屁理屈」になっていないか
論破もいいけどユーモアもね
ただし、そこには落とし穴もある。
論理ばかりを上から振りかざすことは時に思わぬ間違いを生じさせ、相手をねじ伏せようとする態度を続ければ周囲からの人望を失う。
理屈も行きすぎれば「へ理屈」となる。
そこで大事になってくるのがユーモアなのである。
イギリスも言わずと知れたジョーク大国。会話が過剰に論理的にならないよう、話題の合間にちょっとしたジョークを挟む。それで場の雰囲気を和ませるのである。
そういった態度が「大人の良識」「会話のマナー」と解されることもある。
日本の論破ブームも結構だが、いささかユーモアの点が置き去りになっている感がある。論理とジョークはセットだという認識を身に付ければ、会話はより滑らかで充実したものとなるであろう。
論理ばかりに気を取られていると、独り満足げなワトスン君のようになりかねない。

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
緊急入院し、生き方を見つめ直そうと考えた翌日、連載終了のメールが届いた 2023.09.12
日本の政治家は「中学生レベル」...で怒るのはだれか 2023.07.21
ウクライナ停戦の「仲介者」演じる中国が願う「結末」は... 2023.06.26
ChatGPT、Bard... AIは決して間違えない、決して。 2023.05.25
立憲民主、共産党、れいわ......選挙の時の有権者の気持ちはこんなもの 2023.04.11
祭りの日に、プーチンは死ぬ 2023.03.27
バス運転手から「出産祝い」、これってあり!? 2023.02.20