欧州株ETFへの資金流入、過去最高 不透明感強まる中再評価

欧州株に特化した上場投資信託(ETF)への米投資家からの資金流入が1─3月期に106億ドルと、過去最高に達した。前年同期の7倍に膨らんだ。米投資会社ブラックロックのデータから明らかになった。写真はフランクフルトで2025年3月撮影(2025年 ロイター)
[1日 ロイター] - 欧州株に特化した上場投資信託(ETF)への米投資家からの資金流入が1─3月期に106億ドルと、過去最高に達した。前年同期の7倍に膨らんだ。米投資会社ブラックロックのデータから明らかになった。
トランプ米大統領の関税・経済政策によって複数の市場で不透明感が強まった結果、欧州株に焦点が当たっている。
欧州ETFへの関心復活は、市場心理の大幅な巻き戻しを反映している。2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、欧州ETFからの資金純流出は64億ドルに上った。
過去5年のうち3年は、投資家は米市場で取引されている欧州ETFから資金を引き揚げ、米半導体大手エヌビディアをはじめとする米主要IT株など、国内の投資先に資金を振り向けていた。
シーモア・アセット・マネジメントの創業者、ティム・シーモア氏は「皆が米国株を全て売ろうとしているわけではないが、投資家は10年超ぶりに、外国株、とりわけ欧州株を再評価している」と説明した。