ベトナムと日本人
市中感染ゼロが5日間続くベトナム。来越日本人も増えています。 第3波は収束か?
2021年1月28日にベトナム北部で発生した新型コロナウイルスの集団感染から始まったベトナムの新型コロナウイルス感染拡大の第3波。
3月27日から市中感染ゼロが続いています。
本日は3月31日ですから、市中感染ゼロ5日目です。
60日かかりましたが、やっと感染ゼロが続く日がやってきました!
第3波での感染者合計は912名となかなか苦戦したのですが、
ベトナムにおける新型コロナウイルスの市中感染者合計は2594人で、死者は35人です。
べトナムの新型コロナ発生拡大期間と収束中期間
●2020年1月14日 中国武漢から新型コロナが入る。
4月1日ー4月22日まで政府は不要不急の外出禁止命令。
ーーー第1波ーーーー 105日間
●4月23日ー7月24日 市中感染ゼロ 99日間
ーーー第2波ーーー 40日間
●9月3日ー11月29日 市中感染ゼロ 89日間
ーーー第2.1波ーーー 2日間
●12月2日ー1月27日 市中感染ゼロ 52日間
ーーー第3波ーーー 60日間で収束
●3月26日~ 市中感染ゼロ5日間(2021年3月31日時点)
第1波収束まで105日間かかり、その後の第2波収束に40日間、第2.1波に2日間、第3波収束までに60日間となりました。
ベトナムの第1波から3波までの感染拡大中の期間は207日間で、感染拡大ゼロが続いた日数は245日間と、感染ゼロ日数はさらに伸び続けるかもしれません。
感染が始まった日から本日まで、約50%の日々が、マスクは必要ですが感染ゼロが続き、安心して生活できた日々です。
感染ゼロの日が続くとか、日本では考えられませんね。
感染者数でみると、ベトナムは世界で176番目。ちなみに1番はアメリカ3109万人。日本は39番目の47万人。
日本はすでに47万人もの感染者が出ているんですね。アメリカは桁が違いすぎて想像を絶します。。。
ベトナムと同じようにすればコロナは早く収束するのではないかと思いますが、社会・文化・風習の違いでこんなに感染者数に差が出てしまうのかと驚愕です。
ベトナムに入国する日本人が増えている
中学校の休憩時間。平和です。 (筆者撮影)
コロナ禍であっても、今のベトナムではマスクをしてですが、安心してレストランにも映画館にも行けます。学校も平常通りの授業が行われています。
外国人の入国に関しては、ベトナム入国後2週間の隔離を経てからでなければ、外出する事が出来ませんが、最近はそれでも仕事でやって来る日本人が増えています。
朝の出勤・通学ラッシュ。写真中央をバイクが走っていますが、ここは歩道。朝と夕方のラッシュ時は歩道をバイクが走るのも普通。 (筆者撮影)
2週間の隔離生活は大変だろうけど、それを終えると日本にいるより、ベトナムにいる方が新型コロナに関する恐怖や面倒は無いし、安心して暮らせると思います(交通渋滞などに慣れなけばいけませんが!)。
多くの経済評論家や文化人が言っているように、新型コロナが収束した後の世界は、世界の様々な基準が変わり、ベトナムの経済や社会はさらに良くなると予想されています。
スーパーの寿司・刺身コーナー。今の日本食人気は富裕層向け。一般的な人気はまだまだこれから! (筆者撮影)
コロナ禍にもかかわらず、日本人向けの美味しいラーメン店の出店が続くハノイの日本人街。 (筆者撮影)
しかし、第4波がいつベトナムを襲うか誰もわかりません。
それでもベトナムの人々には新型コロナの感染予防が身についてるし、拡大が再度起こっても収束のために団結しさらに市内感染ゼロのベトナムを実現するだろうと私は予想しています。
今後のベトナムの進化・発展が楽しみです。
ベトナムのベトナム生活はワクワクが多いですよ~!
元気なベトナム! (筆者撮影)
著者プロフィール
- ヨシヒロミウラ
ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x