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ひきりん|ベルギー

withコロナ時代のクリスマスパーティーはどうなる?

クリスマスは家族、親戚、友人同士で集まれるのか?

そして、2度目のロックダウン発動が発表されてから2週間が経過した本日11月13日(金)、政府より追加も緩和もなく、期間も12月13日までと見直しをせず、現行の制限措置を続行する旨が発表されました。

すると気になってくるのが、クリスマス時期の行動様式です。

上記でお伝えした11月からのロックダウンのトップ項目「同居する家族以外に至近距離での接触が許される人数が1名のみ、独り暮らしの人の場合は2名まで可能ただし、同時に2名は許可されない)」が継続された場合、伝統的に大家族や友達同士大勢で祝うクリスマスはどうなっちゃうのか?という問題が人々の中で浮上しています。

そんな中、先日新型コロナウイルスに感染し、集中治療室で治療を受けたウィルメス副首相、兼外務大臣(前首相)を新内閣に擁する連立与党の一角、新自由主義中道右派政党・改革運動(MR)の党首が「Skype(ビデオ通話)でなんてクリスマスを祝いたくないですよね?」と発言し、家族や友人間の訪問に関する制限項目に関して、一時的に解除し3〜4人程度の来客を例外的に認めるよう政府に強く求めたのでした。

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感染状況次第では、画面越しのパーティーもあり得る? Ivan Pantic-iStock


それに対し、10月に新しく就任したドゥ=クロー・ベルギー首相は年末のクリスマス時期の過ごし方について、専門家の意向も踏まえ「今年の年末のお祝いは昨年と同じようにはいかないでしょう」と述べて、大家族や親戚、または親しい友達同士が集まってのパーティーは論外であるとの見方を示しました。現時点で具体的な措置はまだ決まっていませんが、親しい家族同士や3〜4人で過ごすクリスマスの可能性を残している段階です。

ヨーロッパのクリスマスは、日本のお正月のように一族が一同に揃って家族だけで過ごしますが、今年はそれは叶わないでしょう。

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AleksandarNakic-iStock


また、ロックダウン期間中に当たる12月6日はベルギーはじめ多くの国でサン・ニコラの日のお祝いも控えています。この日は聖人サン・ニコラ(アメリカや日本でのサンタクロースとは似て非なる存在)が前日の夜中から夜明け前にかけて、お菓子やプレゼントを持ってくるのですが、子供達にとってはクリスマスと同様に、いやそれ以上に楽しみにしている日でもあります。

さて、これらヨーロッパ人にとって家族揃っての年中行事の中でも最も大切なイベントが続くクリスマス時期のことなだけに、しばらくは国民の関心の目が一心に向けられることになりそうです。

 

Profile

著者プロフィール
ひきりん

ブリュッセル在住ライター。1997年ドイツに渡り海外生活スタート、女性との同棲生活中にゲイであることを自覚、カミングアウトの末に3年間の関係にピリオドを打つ。一旦帰国するも10ヶ月足らずでベルギーへ。2011年に現在の相方と出逢い、15年シビル・ユニオンを経て、18年に同性婚し夫夫(ふうふ)生活を営み中。

ブログ:ヨーロッパ発 日欧ミドルGAYカップルのツレ連れ日記 

Twitter:@hiquirin

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