ロシアの市街地攻撃でウクライナに死者多数、プーチンはトランプをコケにしているとポーランド外相
Putin Is Mocking Trump in Ukraine: Poland's Sikorski

2人の電話階段の翌日、プーチンと電話ができて喜ぶトランプのイメージを一面にしたロシア紙(2月13日、モスクワ) REUTERS/Maxim Shemetov/Illustration
<トランプ仲介の部分停戦の最中、しかもウィトコフ米特使が訪ロした2日後に、ロシアはミサイルでウクライナの民間人を数十人虐殺した。トランプは侮辱されて怒るべきところだが>
ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は、ロシアが4月13日に行ったミサイル攻撃でウクライナの民間人数十人が死亡したことについて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がドナルド・トランプ米大統領を「コケにしたのだ」と指摘した。
ウクライナ北部スーミ州に対するこのミサイル攻撃では少なくとも34人が死亡。4月に入って2番目に大規模な弾道ミサイル攻撃だった。4月4日には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の故郷である同国中部のクリブイリフに対するミサイル攻撃で少なくとも18人が死亡している。
シコルスキはルクセンブルクでのEU外相会合を前に、ロシアによる最近の一連の攻撃に「衝撃を受けた」と述べた。
ポーランド通信によればシコルスキは「ウクライナは1カ月以上前に無条件で部分停戦に合意した」と述べ、「ロシアはそれをあざけるような攻撃を行った」と批判した。
ロシアとウクライナの戦争を終わらせることを政権の最優先課題とし、停戦の仲介を行ってきたドナルド・トランプ米大統領のメンツも丸潰れだ。