最新記事
軍事

台湾は「戦車を止めようとするカマキリ」と嘲った中国...台湾国防部は、第二次大戦を例に反論

2025年2月28日(金)17時04分
中国の侵略は失敗に終わると台湾国防部

台湾国防部(国防省)は28日、第二次世界大戦を例に、侵略と領土拡大は失敗に終わると指摘し、中国がいずれ台湾を取り戻すとした中国側のコメントに反論した。資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

台湾国防部(国防省)は28日、第二次世界大戦を例に、侵略と領土拡大は失敗に終わると指摘し、中国がいずれ台湾を取り戻すとした中国側のコメントに反論した。

中国国防省は27日、台湾が予定する年次軍事演習に関する質問に対し、台湾は「戦車を止めようとするカマキリのようなもの」であり、「遅かれ早かれ、中国は台湾を取り戻すだろう」と答えた。


これを受け、台湾国防部は声明で、中国は最近、周辺地域で軍事的脅威をエスカレートさせており、地域の安定を揺るがし、国際社会における最大の「トラブルメーカー」になっていると指摘。

「今年は第二次世界大戦の終結から80周年にあたるが、いかなる侵略や領土拡大も失敗に終わることは歴史が証明している。近年の中国軍の行動は侵略者の過ちを繰り返し、中国を敗北へと向かわせている」とした。

同部はまた、台湾の軍隊は主権を守り、自由と民主主義を確保し、地域の安全と安定を維持するために活動していると説明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


20250304issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年3月4日号(2月26日発売)は「破壊王マスク」特集。「政府効率化省」トップとして米政府機関をぶっ壊すイーロン・マスクは救世主か、破壊神か

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


自動車
DEFENDERとの旅はついに沖縄へ! 山陽・山陰、東九州の歴史文化と大自然、そして沖縄の美しい海を探訪するロングトリップ
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ビットコイン8万ドル割れ、週間で2年超ぶり大幅安 

ワールド

ロシア、大統領と親密な聖職者暗殺計画で2人拘束 ウ

ビジネス

米FRB、財政不透明でもQT継続可能=クリーブラン

ビジネス

自動運転ソフトのネット更新、中国が当局の承認義務付
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:破壊王マスク
特集:破壊王マスク
2025年3月 4日号(2/26発売)

「政府効率化省」トップとして米政府機関に大ナタ。イーロン・マスクは救世主か、破壊神か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身のテック人材が流出、連名で抗議の辞職
  • 3
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教育機会の格差
  • 4
    日本の大学「中国人急増」の、日本人が知らない深刻…
  • 5
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 6
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 7
    老化は生まれる前から始まっていた...「スーパーエイ…
  • 8
    【クイズ】アメリカで2番目に「人口が多い」都市はど…
  • 9
    令和コメ騒動、日本の家庭で日本米が食べられなくな…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 3
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映…
  • 6
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 7
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 8
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
  • 9
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 10
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中