最新記事
ウクライナ戦争

上空から爆弾を執拗に投下...ロシアの防空ミサイルシステム「Tor-M2」が爆発・炎上する劇的瞬間が暗視カメラに

Russian Tor-M2 System Blown Up In Strike: Video

2024年12月12日(木)19時30分
フリン・ニコルズ
Tor-M2

戦勝記念パレードに登場したTor-M2(2021年5月9日、モスクワ) Vladislav Sinelnikov-Shutterstock

<航空機や精密誘導兵器を撃墜するためにロシア軍が使用している短・中距離ミサイルシステムを、ウクライナ軍がザポリージャの前線で破壊>

ウクライナの無人システム部隊が公開した動画には、ザポリージャの前線でロシアの地対空ミサイルシステム「Tor(トール)-M2」を破壊する様子が映されている。

【動画】上空から爆弾を執拗に投下...ロシアの防空ミサイルシステム「Tor-M2」が爆発し、炎上する劇的瞬間が暗視カメラに

この動画は同部隊が12月7日朝に公式フェイスブックページに投稿したものだが、本誌はこれを独自に検証することができなかった。

航空機から暗視カメラで撮影された動画には、複数の爆弾を落とされたTor-M2が爆発し、炎上する様子が映っている。

ウクライナのニュースメディア「ウクライナ・プラウダ」の英訳によれば、動画の字幕には「第14独立UAV連隊の隊員が標的を検知してこれを停止させ、第412ネメシスUAV大隊のオペレーターが破壊した」と書かれている。なお、UAVは無人航空機(unmanned aerial vehicles)の略称だ。

ウクライナ国防省がX(旧ツイッター)に投稿した内容によれば、ロシアは兵士の損失という点で新たな節目へと急速に近づいており、12月6日にはウクライナとの戦争による死者が75万人を越えたという。

増加し続ける損失を補うためか、ロシアの同盟国である北朝鮮が支援に乗り出し、クルスク州の前線に1万2000人以上の兵士を配備した。

キャリア
企業も働き手も幸せに...「期待以上のマッチング」を実現し続ける転職エージェントがしていること
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ロ、今週末にも当局者会合実施へ 関係改善を協議

ワールド

米、ウクライナ鉱物資源巡り今週中に合意の見通し=高

ワールド

ゼレンスキー氏「平和実現なら辞任の用意」、NATO

ワールド

ドイツ総選挙、最大野党CDU・CSUが勝利 極右第
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 2
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映像...嬉しそうな姿に感動する人が続出
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    見逃さないで...犬があなたを愛している「11のサイン…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 7
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 10
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 5
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中