トランプが決めたことに文句は言えない「文化大革命時代の中国とそっくり」毛沢東との共通項
Trump’s Goal Is Chaos
Antonello Marangi - shutterstock -
<破壊的な閣僚人事を連発する次期米大統領の言動は、カオスによる権力奪取を狙った中国の文化大革命とよく似ている>
なぜ今、アメリカで毛沢東なのか? キーワードは復活と混乱だ。毛は現代中国「建国の父」だが一度は失脚しかけ、雌伏7年、不屈の闘志で1966年に復活を果たしている。
彼が仕掛けたのは「文化」戦争だ。ある演劇作品への批判をきっかけに、中国共産党に入り込んだブルジョア的要素への攻撃と、自分に逆らう党幹部の排除を始めた。さらに首都・北京の大学生を動かして、体制内エリートに「裏切り者」や「反革命分子」のレッテルを貼らせた。
若者たちは熱狂した。約10年にわたる「文化大革命」の始まりだ。毛沢東は「司令部を砲撃せよ」との檄を飛ばした。「造反」は全国に広がり、国中が大混乱に陥った。若者たちが権威者・権力者に襲いかかり、数え切れないほどの人が死んだ。
2000年代初頭に記者として中国に駐在していた筆者は、初期の中心的活動家だった元大学講師の聶元梓に取材したことがある。当時84歳になっていた彼女は、「まさかあんな大惨事を招くとは思っていなかった。事態を理解してからは、活動をすぐにやめた」と語り、すごく後悔している様子だった。
だが毛沢東に後悔はなかった。むしろ混乱に狂喜し、「天下の全てが大混乱、実に素晴らしい」と述べたとされている。
そもそも、文化大革命は毛沢東が自らの権威と権力を取り戻すために始めたもの。そのため何よりも、49年の共産革命以来一貫して中国を統治してきた諸制度、つまり党と政府の指導部および官僚機構の破壊を目指した。
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