コワモテ国家ハンガリーが、異次元の優しい家庭政策で出生率アップに成功している
HUNGARY’S MAGIC WAND
ラーンチィ・ペーテルMCC副総局長は「学生の受け入れに当たっては、成績のみで判断することはありません。人格、向上心、課外活動への参加、地域社会を改善したいという意欲を示す学生に関心を持っています。また、プログラムは無料であるため、恵まれない学生にも届くよう努めています」と話す。
ミシュコルツ大学で法律を専攻し、国際犯罪調査に関わる仕事に就きたいというボッドナー・リッラ・ドリナは、「MCCのおかげで法律分野で実績のある方々と交流する機会に恵まれ、彼らの経験から、貴重な洞察を得ることができました。また、無料で外国旅行をする機会を提供してくれ、グローバルな視点を持つことができました」と話す。
同大学でマーケティングを専攻しているベンチク・タマーシュは「大学でのレクチャーよりも実践的なクラスが気に入っています。エコシステムのスタートアップでインターンをするなど、国外で実際に活動をするプログラムもあるところもMCCのよいところです」と語る。
教育機会提供だけでなく、MCCには若者の国外流出を防ぐという重要な役割がある。「他の中央ヨーロッパ諸国と同様に、多くの若者がよりよい機会を求めて西欧へ流出しています。国外での経験を得るための国際フェローシップを提供すると同時に、ハンガリーに戻り、自らのスキルをハンガリーの利益のために役立てるよう学生たちに奨励しています」とラーンチィ副総局長は言う。