最新記事
中東

イスラエルのベイルート空爆で死者37人...米高官、エスカレートを懸念しつつ「正義の鉄槌」認識

2024年9月22日(日)18時01分
レバノン・ベイルートの空爆現場

レバノン当局は21日、親イラン武装組織ヒズボラ司令官を標的としたイスラエルの前日の空爆により、首都ベイルート近郊で少なくとも37人が死亡し、救助隊ががれきの中でなお行方不明になっている人々を捜索していると明らかにした。写真は捜索中の救助隊員(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

レバノン当局は21日、親イラン武装組織ヒズボラ司令官を標的としたイスラエルの前日の空爆により、首都ベイルート近郊で少なくとも37人が死亡し、救助隊ががれきの中でなお行方不明になっている人々を捜索していると明らかにした。

ヒズボラはイブラヒム・アキル、アフメド・ワフビの両司令官を含む16人のメンバーが死亡したと発表した。

イスラエル軍は、アキル司令官とヒズボラ精鋭部隊「ラドワン部隊」の幹部が集まっていた地下を攻撃し、ヒズボラの指揮系統をほぼ完全に粉砕したと表明した。

治安筋によると、攻撃で数階建ての住宅ビルが破壊され、隣接する保育施設も損壊した。レバノン保健省は、死者には子ども3人と女性7人が含まれていると明らかにした。

国境を越えた攻撃は21日も続き、イスラエル軍機はレバノン南部にこの11カ月間で最も激しい空爆を行った。一方、ヒズボラもイスラエル北部の軍事拠点にロケット攻撃を行ったと表明した。

イスラエル軍は約180の標的を攻撃し、数千のロケット弾発射筒を破壊したと発表した。

レバノンのミカティ首相は、ニューヨークでの国連総会出席予定をキャンセルした。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はヒズボラ司令官殺害について、事態のエスカレートを懸念しつつ、米国がテロ組織と指定する同組織に対する正義の鉄槌との認識を記者団に示した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容

ビジネス

貿易分断化、世界経済の生産に「相当な」損失=ECB

ビジネス

米中古住宅販売、10月は3.4%増の396万戸 

ビジネス

米新規失業保険申請は6000件減の21.3万件、4
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中