「中国のナショナリストがここまで成長」...続く無差別襲撃事件の背景にある「不都合な真実」とは
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Sergei Elagin-shutterstock
<「世界で最も安全な国の1つ」と中国外務省報道官は語るが...。事件の詳細や背景は報じられないが、反日・反米プロパガンダの影響という見方が強い>
「中国は世界で最も安全な国の1つとして知られている」。6月24日に江蘇省蘇州で起きた日本人学校スクールバス襲撃事件の翌日、中国外務省報道官は記者会見でそう語った。同月10日、吉林省でアメリカ人教員4人の刺傷事件が発生したときと同じく......。
連続する事件からは不安な事実が露呈する。中国政府の安定維持能力は主張するほどではないのかもしれない。一方、外国人の被害が国際的に注目されるなか、覆い隠されている事実もある。中国の無差別襲撃事件の大半で犠牲になっているのは自国民だ。
そうした事件はこの約1カ月間に少なくとも数件起きている。江西省では5月20日、小学校が襲撃された事件で2人が死亡し、10人が負傷した。
事件の詳細や背景は報じられないが、江蘇省と吉林省の事件については反日・反米プロパガンダの影響という見方が強い。「当局が育んできたナショナリストがここまで成長した」。新浪微博(シンランウェイボー)には、そんなコメントが投稿された。
From thediplomat.com
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