トランプとのセックスを事細かに話して法廷を凍り付かせた元ポルノ女優の「暴走」
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■トランプの弁護団は審理無効を主張した
ダニエルズが裁判と直接関係のない性的な事柄を事細かく述べ立てたため、弁護側は審理無効を主張した。
トランプの弁護士であるトッド・ブランチは昼食のための休廷後、午前中のダニエルの証言の多くはこのケースとは「全く関係がない」と述べ、弁護団を代表して審理無効を求めた。ブランチはまた、ダニエルズが話す内容は、2016年に彼女が最初にトランプとの関係を暴露する決意をしてから、ころころ変わってきたとも指摘した。
トランプ自身も休廷時間中に自分が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「何の証拠も持たない検察側はとうとう限度を越えた。審理無効だ!」と投稿した。
マーチャン判事もダニエルズの供述に「言わなくてもよいこと」が含まれていたのは認めたが、審理無効の要求は却下した。
ダニエルズに対する弁護側の反対尋問は9日にも行われる。
トランプが「とても、とても不公正な裁判」と呼ぶこの裁判は、11月の大統領選で政権復帰を目指すトランプがいま抱えている4件の刑事訴訟の1つにすぎない。トランプはその全てについて無罪を主張している。
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