チャールズ英国王の戴冠式、もう1人戴冠されるのは? 式典の意義とその内容まとめ
戴冠式の内容は
戴冠式は厳粛で宗教的な行事であり、様々な象徴がふんだんに盛り込まれている。チャールズ国王は、法律と英国教会を維持する宣誓を行う。
チャールズ国王は、エドワード王の椅子とされる「運命の石」がはめ込まれた歴史ある戴冠用の椅子に座り、全世界のアングリカン・コミュニオンの最上席の聖職者であるカンタベリー大主教により、エルサレムで聖別された聖油を塗られる。
これが戴冠式の核心部であり、国王に神の恩寵が与えられたことを示す。
「宗教的な儀式では、言葉を聞き流してしまいやすい」とハント氏。「でも、塗油の儀式が行われる時は、その行為に合わせて語られる言葉をよく聞いてほしい。本当に独特で、実に力強く、とても長い歴史を持っている」
その後、素晴らしい装飾が施された黄金の宝珠と王笏、剣、指輪がチャールズ国王に与えられる。いずれも戴冠宝器を構成するものであり、それぞれ、国王の権力、権威、責務、そして神の力を象徴している。
それから大主教は、聖エドワード王冠をチャールズ国王の頭に載せる。戴冠されるのはチャールズ国王だけではない。カミラ夫人も、王妃として簡素で小さな戴冠式に臨む。
チャールズ国王は、別の王冠である大英帝国王冠を着用してウェストミンスター寺院を退去する。
