英、ウクライナに航続200キロ超の長距離ドローン供与 ゼレンスキーが訪問
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ウクライナのゼレンスキー大統領(写真右)は、英国を訪問し同国のスナク首相(左)と会談することを明らかにした。写真は2月、ロンドンで撮影(2023年 ロイター/Toby Melville)
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、英国を訪問しスナク首相と会談した。ウクライナがロシア軍に対し大規模な反転攻勢をかけると予想される中、英国はウクライナに対し飛行距離が200キロメートルを超える新型長距離ドローン(無人機)の供与を確約した。
ゼレンスキー氏は週末の間にローマ、ベルリン、パリを訪問。15日に英国を訪問し、スナク首相とロンドン郊外の首相別荘「チェッカーズ」で会談した。
両首脳はウクライナが要請している戦闘機供与についても協議。英国は、戦闘機「F16」の供与に向けた他の国との取り組みを続けながら、ウクライナ軍パイロットの基礎訓練を夏に開始すると表明した。
ゼレンスキー氏はスナク首相との会談後に記者団に対し「『ジェット機連合』なるものを創設したいと考えており、私はポジティブにとらえている。近いうちにいくつかの極めて重要な決定があるだろう。ただ、もう少し努力が必要だ」と語った。
スナク氏は、ウクライナに数百発の防空ミサイルのほか、飛行距離が200キロメートルを超える新型長距離攻撃型ドローンを含む無人航空システムを提供すると表明。「向こう数カ月で」ウクライナに届けると述べた。
ただ、首相報道官は英国がウクライナに戦闘機を供与する計画はまだないと述べた。
英国はこれまで他の国に先駆けてクライナに対する新たな軍事支援を決定。英国が今年1月に戦車供与を決定したのに続き、他の国も戦車供与を決定した。
ゼレンスキー氏はここ数日、ドイツとフランスから戦車や装甲車などの追加供与の確約を獲得。ロシア軍に対する反転攻勢について、より高度な兵器の提供がなければ開始できないのではないかとの記者団の質問に対しゼレンスキー氏は「もう少し時間が必要だ。それほど長くかからないが、もう少し時間が必要だ」とし、これ以上の詳細な情報は共有できないと述べた。
スナク氏は「紛争は極めて重要な局面にある」と指摘。英国は、ウクライナとその国民が自国を守るために揺るぎない支援を続ける」とし、英国は長期的にウクライナと共にあると述べた。
ロシア大統領府は、英国の対ウクライナ追加支援を「極めて否定的に」受け止めていると表明。ただ、英国の支援で紛争の行方が変わるとは考えていないとした。
英国は先週、ウクライナに長距離巡航ミサイルを供給したことを明らかにした。ウクライナに長距離巡航ミサイルを提供するのは英国が初めて。
ウクライナの首都キーウ在住の軍事アナリスト、オレクサンドル・ムジエンコ氏は、ウクライナに対して表明された今回の一連の支援は「かなり重要」だと指摘。「反転攻勢は多くの弾薬を消費するプロセスであるため、砲弾や弾薬が定期的にウクライナに供給されることが極めて重要だ。支援継続が必要不可欠になる。次のステップは航空機だ」と述べた。
*動画を付けて再送します。
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