「愚かで有害」との反発も...「中国依存」深まるロシアで、中国語が大ブームに
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Savvapanf Photo/SHUTTERSTOCK
<中国語ができる人材のニーズは高まっているが、一方で教育現場での「中国語の押し付け」に反発する動きも>
欧米からの制裁で孤立を深め、頼みの綱とばかりに中国への依存を強めるロシアで、中国語学習が大ブームになっている。
ロシアの大手個人間売買サイト「アビト」の昨年8月のリポートによると、首都モスクワで中国語レッスンを希望する人は過去1年で138%増加。極東のウラジオストクでは350%増に上る。中国語クラスを強化して講師を増員する語学学校や、中国語を必修化する高校、大学も増えている。
中国語を学ぶロシア人が増加しているのは、中国語ができる労働者に需要があるから。ロシアの経済や技術はもはや西側諸国を当てにできず、製品からスペアパーツに至るまで、欧米製から中国製への転換が相次ぐ。
ロシアのオンライン求人サイトを運営するヘッドハンター・グループの調査によれば、中国語話者の求人は2022年に前年比で70%増加。販売や製造、物流分野などで中国語話者の需要が高く、エネルギー分野では特に渇望されているという。
一方で、中国語の押し付けに反発する動きも。名門のモスクワ物理工科大学では、英語に加えて中国語を必修化し、フランス語やドイツ語などその他の外国語は単位に認定しないとするカリキュラム変更が行われ、学生らが猛抗議。「愚かで有害」な改革だと撤廃を求める請願書には既に1000人以上が署名している。
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