国境を超えたソウルフード──「一度は食べてみたい」世界のカレー10選

04. フムス・サフラン

とろとろに煮込んだサフラン風味のひよこ豆（モロッコ）

DADO DANIELA/GETTY IMAGES

モロッコの代表的な調味料のラス・エル・ハヌートは、30～50種類の材料を使ったミックススパイス。重層的だがバランスの取れた洗練された味は、ガラムマサラやカレーパウダーに似ている。

タジン鍋でひよこ豆を煮込んだこの料理は、味覚の7要素（酸味、甘味、塩味、苦味、うま味、辛味、渋味）がそろい、料理の基本である香り、色、食感、温度も完璧。忘れられない体験になる。