「違法薬物を使っているに違いない...」ワグネル戦闘員の異常、ウクライナ軍兵士が語る
Wagner Troops in Bakhmut are 'Definitely' on Drugs, Ukraine Fighter Says
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のマーク・カンシアン上級顧問は、ワグネル・グループはウクライナにおいて地歩を固めるためなら、犠牲者を出すことも厭わない、と本誌に語った。
「ロシア軍は全体として、NATO諸国の軍に比べて死傷者を出すことへの抵抗が低い。だがワグネルは刑務所にいる囚人を採用しているため、他のロシア軍部隊なら攻撃をやめるところでも、進んで攻撃を続ける」と、カンシンアンは言う。「ウクライナ軍の防衛は比較的成功しているとはいえ、ワグネルの兵士たちの執拗さは、大きな負担になっている」
3月4日、プリゴジンはロシアが勝利に近づき、バフムートは包囲されたと主張した。だがその数日後には、必死で弾薬の供給を嘆願する羽目に陥った。
戦争の戦略専門家たちは、ウクライナが数週間、バフムートの前線から戦術的に撤退すると予想していた。しかし、プリゴジンは最近、同地域でウクライナ軍の兵士の増員が続いていると報告した。この冬の間、戦いは膠着状態になっていたため、ロシアが今回バフムートを占領すれば、数カ月ぶりにどちらかの側が確実に地歩を築いた、ということになる。