台湾は元副総統を派遣、ローマ教皇葬儀 頼総統参列実現せず

4月23日、台湾外交部(外務省)は、バチカンで26日行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に陳建仁元副総統が参列すると発表した。写真は22日、スペイン・マラガの教会に飾られた教皇の肖像画(2025年 ロイター/Jon Nazca)
[台北 23日 ロイター] - 台湾外交部(外務省)は23日、バチカンで26日行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に陳建仁元副総統が参列すると発表した。
バチカンと台湾はと国交を結んでおり、頼清徳総統の特使として出席する。
外交部幹部は頼総統参列の意向を表明していたが、バチカンとの協議の結果、元副総統の参列を決定した。元副総統は教皇フランシスコとは6回面会しており、「深い関係がある」とした。
元副総統は敬虔なカトリック教徒でバチカンの行事にも出席したことがある。
2013年の教皇フランシスコ就任ミサには馬英九総統(当時)が出席していた。台湾は、中国が信教の自由を尊重していないとし、北京とローマ教皇庁の関係改善への努力に懸念を表明している。