ウクライナ和平交渉、参加国の隔たり縮める必要=ロシア大統領府

ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真右)は23日、ウクライナを巡る和平交渉に関与する国々が隔たりを縮める必要があり、「多くの細部」を調整しない限り合意は成立しないと述べた。昨年12月の代表撮影(2025年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 23日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は23日、ウクライナを巡る和平交渉に関与する国々が隔たりを縮める必要があり、「多くの細部」を調整しない限り合意は成立しないと述べた。
これに先立ち、ウクライナ戦争終結に向けた米国、ウクライナ、欧州の協議は23日に行き詰まり、ルビオ米国務長官はロンドン訪問を突然中止した。
トランプ米大統領は、ロシアとウクライナの和平合意で近く進展がなければ、仲介から手を引く考えを示した。
ペスコフ報道官は「われわれは接触を続けているが、当然、和解に関する多くの細部を調整し、立場を近づける必要がある。この作業は継続中だ」と述べた。
同報道官によると、ロシアは米国との協議を続けているが、欧州やウクライナとは接触していない。ただ、プーチン大統領は全ての当事者との協議に引き続き前向きという。