梨泰院の事故でも懲りない韓国の転売ヤー 限定品セールめぐり圧死の危機
この日販売されたショート・ウインター・ジャケットは、アメリカの人気モデル、ケンダル・ジェンナーなどのセレブが着ているということがネットで拡散されて人気になったものだ。通常の価格は29万8000ウォン(約31,500円)だが、「KREAM」では最高72万7000ウォン(約76,880円)の値付けがつくなど、80〜150%も高値で取引されている。
売り場では一部の客が「押せ!」「入れ!」といった大声をあげて、ショップに並んだ列の前の人を押して売り場へ突き進もうとする光景が展開された。
ロッテ百貨店側は混乱を避けるためにザ・ノース・フェイス売り場で整理券を配布したが、詰めかけた人びとをさばききれず、むしろ混乱に拍車をかけることになり、最終的に安全上の懸念から販売を中止する事態となった。
並んだ大学生「瞬間的に恐怖を......」
このザ・ノース・フェイス限定品セールは、ロッテ百貨店のほか新世界百貨店、また明洞や大学路、大邱のザ・ノース・フェイス直営店でも行われ、いずれの店舗でも「オープンラン」で混乱が発生。大声が飛び交い、喧嘩が起きるなどのトラブルが発生したという。
ロッテ百貨店本店で「オープンラン」のために列に並んだという大学生は「売場で整理券を配っていたが、急に後ろから多くの人波が押してきた。前後左右から人が走って押し寄せてきて、大声で叫ぶ声まで聞こえて、瞬間的に恐怖を感じました。結局、購入することを諦めました」と混乱した現場の様子を語っている。