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反政府デモイラン反政府デモでプロサッカー選手に死刑判決
Iranian Soccer Player Faces Death Penalty After Protest Accusation
W杯カタール大会で反政府デモを行うイラン人観客(11月29日、イラン対アメリカ戦) Kai Pfaffenbach-REUTERS
<反政府デモに参加した後11月に逮捕され、早くも死刑判決。9月に始まった「ヒジャブデモ」では300人が治安当局に殺されたとされ、2人目の公開処刑も行われた。若者をターゲットにしたこの殺戮はいつまで続くのか>
イランのプロサッカー選手が、女性の権利に関する全国的な抗議活動で行ったとされる行為により、死刑の危機に直面している。
アブダビの英字新聞「ナショナル・ニュース」によれば、26歳のアミール・ナスル=アザダニは11月、抗議活動に参加した後に逮捕され、イスラム革命防衛隊の司令官の死に関連して起訴された。
その後イランの国営テレビが、ナスル=アザダニが他の2人とともに司令官の死について自白しているかのような映像を放映した。
ナスル=アザダニは、「神への敵意」を意味するモハレベという罪で起訴された。モハレベは死刑に相当する罪で、抗議活動に参加したほかの2人はすでに、この罪で処刑されたとナショナル・ニュースは報じている。
オランダに本拠を置く国際プロサッカー選手会(FIFPRO)は12月13日、ナスル=アザダニの扱いを批判した。FIFPROは、ナスル=アザダニと連帯する立場にあることを明言し、直ちに起訴を取り下げるよう求めた。
【動画】「ヒジャブデモ」で公開絞首刑になった(なる)若者たち
FIFPROは、「イランで女性の権利と自由のために運動したプロサッカー選手のアミール・ナスル=アザダニが、処刑の危機に直面しているという報道に衝撃を受け、嫌悪感に襲われている」とツイート。「私たちはアミールと連帯し、彼の刑罰を直ちに取り下げるよう求める」
イランで全国的な抗議活動が発生したきっかけは、9月に22歳のマフサ・アミニが「風紀警察」に拘束され、死亡したとされる出来事だ。アミニは首都テヘランを訪れたとき、ヒジャブを正しく着用していたために逮捕されたと伝えられている。
これまでに300人以上の抗議者が、デモの鎮圧を試みる治安部隊に命を奪われたと伝えられている。11月の書簡では、イラン議会の過半数が、抗議者に対して厳しい罰を与えるよう要求し、「扇動者に死を」と訴える者もいた。
ナスル=アザダニは、2015〜2018年の3シーズンを、イラン国内におけるサッカーのトップリーグ「ペルシアン・ガルフ・プロリーグ」でプレイし、2シーズン目と3シーズン目は「トラークトゥール・サーズィー」にディフェンダーとして所属した。それ以前は、2012〜2015年に、セパハンFCのユースリーでプレイしていた。
(翻訳:ガリレオ)
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