トランプ「中間選挙の結果に失望」、共和党の足を大いに引っ張る
Trump Admits Midterms Were 'Somewhat Disappointing' for Republicans
出口調査によると、中絶の権利の否定や、2020年の大統領選挙は不正だったと訴えるトランプの主張など、共和党候補が唱えた主張は民主主義に対する危機感を煽り、多くの有権者が共和党候補を退ける強い動機付けになったことが証明された。
また、共和党全国委員会や党の選挙指導部門が、トランプに運命を託しすぎて党の将来を支える候補者をないがしろにしたことを非難する声もあった。
Maybe the RNC should have been more focused on supporting good candidates than paying Trump's legal bills?
— AG (@AGHamilton29) November 9, 2022
And the NRSC on recruiting candidates than BS fundraising schemes?
The Party needs serious changes within its organization.
他の著名な保守派は、ブライアン・ケンプ、マーク・デワイン、リー・ゼルディンなどの共和党主流派が、失速したトランプ系候補を上回る実績を上げたと指摘した。
フロリダ州では、共和党のロン・デサンティス知事が、州内の民主党が強い地区(ブルーコーナー)でトランプよりも優れた集票力を発揮して圧勝。2度の大統領選において得票総数で2度負けたトランプとは比較にならない主流派の実力を示した。
ジョージ・W・ブッシュ大統領のスピーチライターを務めていたマーク・ティーセンは、9日早朝のフォックス・ニュースで、「これが未来への道だ」と選挙結果の総括で語った。「共和党は、過激な候補者たちを選んだことでひどい立場に追い込まれた。そして有権者は去っていった。彼らは共和党を告発したのだ」
トランプは意気軒高
「共和党のオーバーホールが必要だ」と、2016年にトランプの選挙運動に携わった共和党の運動員カレブ・ハルはツイートした。「トランプはどうしようもない候補者を推した。誰もがそれを知っていたが、われわれはそれに従うしかない。われわれはすべてを味方につけていたが、やりそこなった。党の新しいトップはデサンティスだ。76歳の老人(トランプ)ではない」
だがトランプは動じない。選挙前、彼はケーブルテレビ・ネットワークのニュースネイションにこう語った。「彼らが勝てば、手柄はすべて私のものだが、彼らが負けても私のせいではない」
ボルダックの敗北の直後、トランプはトゥルース・ソーシャルでニューハンプシャー州の選挙戦について意見を述べた。トランプの見解では、ボルダックはトランプを支持したから負けたのではなく、トランプへの支持が十分に強くなかったから負けたのだ。
「ドン・ボルダックはとてもいい奴だったが、彼は今夜、予備選の大勝利の後、2020年の大統領予備選で不正があったという長年の姿勢を否定したことで敗北した」と、トランプは書いた。「彼が強く、忠実であり続けていたら、簡単に勝っていただろう。これが教訓だ!!」