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昆虫一斉に木から降りてくる米最大級の芋虫
クルミ科ペカン属に属するヒッコリーの木がその名の由来に(写真はイメージです) KathyKafka-iStock
<最大で約15センチにも及ぶ「ヒッコリー・ホーンド・デビル」とは?>
アメリカで最も大きな芋虫「ヒッコリー・ホーンド・デビル」が土の中で蛹(さなぎ)になる準備をするため、一斉に木から降り始めている。これはリーガル・モスという蛾の幼虫で、体長は最大約15センチにまで及ぶ。
青緑色の全身に細かな黒いトゲが規則的に並び、頭部にはオレンジ色の大きな角が見られる。黒く滲んだ斑点も特徴的だ。米南東部の落葉樹林に分布し、ヒッコリー(クルミ科ペカン属)はもちろん、他にも柿などさまざまな木の葉を食べる。
幼虫は7月から10月にかけて最も活発になり、土の下にもぐる前にその食欲を満たす。
アラバマ州野生生物・淡水漁業局は、ジェファーソン郡で住民が発見した幼虫の画像をフェイスブック上に公開し、その実態についてユーモアを交えて紹介している。
奇抜な見た目とその名前から往々にして警戒されるが、実際には毒性はなく、人間に危害を加える存在ではないという。