『イカゲーム』監督も参考にした...「デスゲーム系」映画・ドラマの傑作7本
7 Shows for “Squid Game" Fans
■『ハンガー・ゲーム』シリーズ
主演にジェニファー・ローレンス、リアム・ヘムズワースら当時期待の若手を迎えて、スーザン・コリンズのディストピア・ヤングアダルト小説を映画化した。4部構成で製作され、第1作は12年に公開された。
近未来の独裁国家パネムではかつて起きた反乱への罰として毎年24人の少年少女を「いけにえ」に選び、殺し合いを強要。最後の1人になるまで終わらない残酷な殺人ゲームは娯楽としてテレビ中継され、特権階級が喝采を送る。
■『3%』
富裕層が暮らす「島」と貧しい人々が住むスラムに二分された終末後の世界を描くブラジル発のSFアクション。ネットフリックスで16年から4シーズンが配信された。
特権的な島に移り住む資格を獲得しようと、20歳の若者たちが過酷なテスト「プロセス」に挑む。チャンスは1度きりで、合格率はわずか3%。この狭き門をサバイブするのは誰なのか。合格者にはどんな未来が待っているのか。
メガホンを取ったのはアカデミー賞候補となった02年の『シティ・オブ・ゴッド』をはじめ、『ナイロビの蜂』や『ブラインドネス』で知られる撮影監督のセザール・シャローン。「(『3%』では)人間に絶え間ない淘汰を強いる社会の在り方」に疑問を呈したと、シャローンは15年にバラエティー紙で語っている。
■『キューブ』
迷路に閉じ込められた男女数人の死闘を追うカナダのSFサスペンス映画で、1997年に公開。日本では菅田将暉の主演でリメークされ、21年10月から公開されている。
立方体の小部屋が連なる迷路はあちこちに死のトラップが仕掛けられ、一歩間違えば硫酸を浴びせられたり、ワイヤに体を切り刻まれたりする。果たして彼らはトラップを避ける方法を編み出し、脱出することができるのか。
■『LIAR GAME〜ライアーゲーム〜』
14年に韓国のケーブルテレビ局tvNで放映されたドラマで、甲斐谷忍による日本の同名漫画が基になっている。
テレビのゲームトーナメント番組に出場し、すさまじい心理戦と頭脳戦を繰り広げる人々の姿を追う。だましだまされながら参加者たちが狙うのは、巨額の優勝賞金だ。
韓国で映像化される前に、日本でも07年にフジテレビがドラマを制作した。両方を見比べるのも面白い。