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経済格差

貧困で「4秒に1人が死亡」、一方で超富裕層の資産総額はコロナ以降に「倍増」

2022年1月25日(火)17時06分
ニューズウィーク日本版編集部
超富裕層

HANNIBAL HANSCHKEーPOOLーREUTERS, TORU HANAIーREUTERS, KATHERINE TAYLORーREUTERS

<新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、失業や収入源に苦しむ人が増える一方で、もともと金持ちだった人々がさらに資産を増やしている実態が明らかに>

コロナ禍が始まって2年、世界中で無数の人々がパンデミックの直撃を受けて失業や貧困に苦しんでいる。しかし超富裕層はその間に資産を倍増させており、貧富の格差が一段と広がっている実態が明らかになった。国際NGOオックスファムが発表した報告書によれば、世界長者番付の上位10人の資産総額はパンデミック以前には7000億ドルだったが、現在では1兆5000億ドルにまで膨れ上がっているという。また、新たな億万長者が26時間ごとに1人誕生している一方で、医療へのアクセス不足や飢餓など格差から生じる問題によって4秒に1人が命を落としている。

7000億ドル

世界長者番付の上位10人のパンデミック以前の資産総額

1兆5000億ドル

世界長者番付の上位10人の現在の資産総額

26時間に1人

世界で新たに億万長者が誕生しているスピード

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