米豪に続きイギリスも。北京冬季五輪の「外交的ボイコット」相次ぐ

オーストラリアのモリソン首相は外交的ボイコットについて「オーストラリアの国益」に叶うとした上で、悪化を続ける中国との関係（オーストラリアが原子力潜水艦導入を決めたことでも両国の間で応酬があった）や、中国の人権問題に言及した。

アメリカやオーストラリア、イギリスを初めとする西側諸国は、中国の新疆ウイグル自治区における少数民族ウイグル族に対する人権侵害への非難を強めている。また、香港における民主デモへの弾圧に対しても各国は抗議の声を上げている。人権団体は北京冬季五輪の全面的ボイコットを呼びかける。

一方、イギリス王室のメンバーが北京冬季五輪に出席するかどうかはいまだ明らかにはなっていない。エリザベス女王の娘であるアン王女は馬術の代表選手としてモントリオール五輪に出場した経験を持ち、英オリンピック委員会の総裁を務めている。