子供へのワクチン計画が進行中だが、30%もの親が「様子見」と判断
MANY PARENTS SHUN VACCINE
一部の州では、既に具体的な動きが始まっている。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は10月初旬に、FDAによる承認を前提に、州内の学校に通う全ての児童にワクチン接種を義務付ける方針を表明した。
逆に、フロリダ州のロン・デサンティス知事は学校でのマスク着用義務化を禁止する知事令を発出した。また複数の州当局に対して、学校の感染予防対策が「保護者の選択権を侵害」することのないよう指示し、この指示に従わない学校区に対する資金拠出を留保する権限を州教育長官に与えた。
デサンティスは一連の行政命令を発表したツイートで、次のように述べている。「新型コロナのワクチンは安全かつ効果的で、ウイルスに対する最善の防御策だ。しかし接種は常に任意であるべきで、決して強制されてはならない」
そしてコネティカット州では、冒頭に挙げたアビ・ハモンドが今も、子供にワクチン接種を受けさせるかどうか決めかねている。
「学校側からワクチン接種は義務だと言われたら、接種は受けさせる」と彼女は言う。「別に腹を立てたりはしないと思う。でも、分からないの。今の時点では、率先して自分の子にワクチンを受けさせようって気持ちになれない」
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