レイプでも近親相姦でも中絶できず、密告さえ奨励する新法に反発広がる
Video Slamming Texas Abortion Law Viewed More Than 1.8M Times
ウインズロウは1991年以来、主に犯罪小説の作者として活躍。「野蛮な奴ら」シリーズ、探偵ニール・ケアリーシリーズ、「犬の力」三部作などで知られている。近年は政治的な発言も多く、特にドナルド・トランプ大統領を批判している。ドン・ウインズロウ・フィルムズという映画会社を立ち上げており、昨年10月に反トランプ短編映画を制作。左派で有名なミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンとコラボレーションした。
共和党が優勢な他の州の政府も、テキサス州の法律と同様の中絶禁止法案を起草し、可決する動きが広がっている。
テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は2日にCNBCのビジネスニュース番組に出演し、別名「ハートビート(心臓音)法」(胎児の心臓音を検知できる時期以降の中絶を禁じるため)ともいわれるこの中絶禁止法を擁護。中絶に対する州の姿勢は企業を遠ざけるどころか、むしろ引き付けるだろうと語った。
「テキサス州への企業や人の流入が鈍ることはない」と、アボットは番組で語った。「実際、この法律のおかげで、テキサス州への企業投資は加速している」
だがリフトやウーバーなど多くの企業は、この中絶禁止法を激しく非難している。ウェブホスティングサービスのゴーダディは、この法律に基づいて、反中絶団体が運営する通報を奨励する告発ウェブサイトとのプロバイダ契約の打ち切りを発表、24時間以内に他のプロバイダに乗り換えるように通告した。